
あらすじ
わたし、大陸一のお女郎になります!明治40年、売れっ子女郎目指して自ら人買いに「買われた」少女フミ。満州はハルビンの地で、新しい人生が始まる。大河ロマンの旗手か満を持してオトナ女子におくる、ガールズ大河小説!
『流血女神伝』で有名な須賀しのぶさんの小説、彼女の小説は初めて読みました(母さんに貰った須賀さんの『アンゲルゼ』もあるけれど、未だ積み本)。
表紙に惹かれて買ったのですが、読み始めたら一気に読み終えてしまいました。
物語の舞台は日露戦争後、ロシアの中国人街にある女郎屋・酔芙蓉。
最初は、女郎になる為に大陸に渡り頑張るフミですが、下働きとして過ごすうちに運命に翻弄され、芸妓を目指すことになります。
描かれる「女」たちの生き様は悲しく、美しく、鮮やかで、女郎屋の光と闇が余すところなく描かれていました。
男性陣も魅力的で、山村と黒谷、どちらがより良いのか私も決めかねてます。
フミの力強く生きる姿も印象的でした、フミとタエの友情に憧れます。
須賀さんが目指したのは『21世紀版はいからさんが通る!』らしいです、云われてみればそんな気がするようなしないような。
『芙蓉千里』は続編が既に決まっていて、秋に連載開始らしいので今からとても楽しみです。
現在「小説屋sari-sari」で外伝も連載されているので、もしこれを読んだ人で読んでない人がいたら読んでみて下さい。
「芸妓の意地にかけて、私はこれから、女として必ず惚れさせてみせましょう。覚悟しておきやがれ!」